6週目を終える 前田邦晴

干支の年回りもいよいよ6週目が終わる。所謂年男となった。

7週目は何処まで行けるのかは、思うだけ野暮なことだろう。さほど振り
返るほどの人生ではないが、改めて年男の一言と頼まれ浮かんだのが家
康公の遺言であった。

この遺訓は真贋の程が諸説あるらしく、光圀の「人の戒め」をもとに、幕
臣の池田松之助という人物が家康公なら、こういう言葉を残したはずとの
説がある。

人の一生とは重き荷を背負いて歩くがごとしから始まる遺訓は家康公か
幕臣かは別に、これから店じまいをする者にとって御尤もな御遺訓である。

今の世の中、この辺りを肝に銘じながら7週目に向かっていくことになりそうである。

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