カラオケ3点セット  小島基之

 昭和56年に健友が発足して今年で40年目を迎えます。

自分の歳と考え併せてもその間の歳月の速さに驚きを感じ

ます。当時、私は職員課長をやっておりました。当時の栗

原区長さんのもとにOBの方々がやってまいりまして退職

者会の設立の話が持ち込まれました。職員課で検討する

ようにとの下命がありました。その当時も「けやき会」という

退職者会の非公式な会があったらしいのですが、広く退職

者全員に呼び掛けてしっかりした会を作りたいということで

した。当時は区の財政も余裕がありましたので、補助金も交

付されるようになり退職者会が発足しました。その後、区の

財政がひっ迫してきて補助金もなくなりましたが、それだけ

に会の運営も大変になったわけですが、役員の皆さんのご

苦労も大変なことだと思います。

 ところで、当時も職員課に福利係があり職員の福利厚生の

事業をやっておりました。そのころ、ちょうどカラオケが流行り

始めたころで、街にはちあきなおみの「喝采」や石川さゆりの

「津軽海峡冬景色」などが流れているというそんな時代でした

。福利係長のKさんが職員の福利厚生にカラオケを活用でき

ないかということで、カラオケ3点セットを購入しました。手始め

に地下の食堂にカラオケセットを置くことにしました。当時は職

員の懇親会が活発に行われており、カラオケが置かれたので大

いに活用され、食堂の夜間の利用率が上がりました。もうひとつ

はカラオケセットの貸し出し事業でした。当時は職場旅行が盛ん

で土曜日などは役所の玄関前にはバスが並ぶほどでした。カラ

オケの機械とカセットの入ったトランクのセットを貸し出したもの

で、これも引っ張りだこで常に利用されているといった感じでした。

3点目はカラオケ大会の開催です。たまたま台東区の職員の

間でカラオケ大会をやっているということ

を耳にしたのでKさんに相談しました。

フットワークの良いKさんはさっそくその

準備を始めました。

グリーンホール2階を会場にして希望者

を募って行いましたがこれがまた大好評

でした。はじめのうちはそれほどではなく

ても8時近くなって、たけなわな頃には商店街で一杯やった職員

が大勢詰めか

けて大変な盛り上がりようでした。工夫を凝らした応援団が参加す

るなど賑やかなものでした。

会員の皆さんの中にも自慢ののどを披露した人が大勢おられるの

ではないかと思います。

 今はコロナで三密の防止の時代ですが、当時は職員同士の「密」

は高い時代で、当時を思うと懐かしくもあり、隔世の感も一入という

思いです。


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