健友俳壇  第十六回    (令和四年一月)

健友俳壇は、会員の皆様が気軽に参加できる事業として、会報第72号(平成26年7月号)
から掲載が始まり、今回で16回目 となりました。
引き続き新型コロナ感染拡大のため、健友旅行が中止となりました。16名の会員から投稿があり、
一般の句のみの選句と講評をさせていただきました。

●特選(4句)

◎ 新涼や   雲間に仰ぐ    星ひとつ          梅澤 輝男

  「星ひとつ」がよく効いているとてもよい句です。

◎ 木守柿    鳥ついばめり  旅の村               大境 登志子

「旅の村」と「木守柿」がよく効いているとてもよい句です 。

 柿の実の  色付き染めし  あかね空          大塚  やい子

「あかね空」がよく効いてとてもよい句です。柿の実とあかね空がよく見えます。

 ひ孫いて  老の身忘れ   秋彼岸              矢部 登喜子

景色がよく見えてとてもよい句です。「秋彼岸」がよく合います。


●入選(6句)

空青く   散歩の友は    赤トンボ             金井 信男

景色がよく見えます。「赤トンボ」がよく効いています。

昼餉(ひるげ)には   秋刀魚塩焼き   長者ぶり   島田  あい

「長者ぶり」がよく効いています。 

 山茶花や  主(ぬし)なき庭に   咲きほこる       髙橋 洋子

 「主なき庭に 咲きほこる」がよく効いています。

あさまだき   若水供え   手を合わす            武居 正次

「あさまだき」と「手を合わす」がよく効いておりよく解ります。       

冬麗の    見舞いの姉の   笑顔かな           田村 久仁子

お姉さんが美人に見えてきます。姉の笑顔がよく効いています。

戯れ笑い   ギンナン拾う   親子づれ              日向 義博

「ギンナン拾う 親子づれ」がいいですね、親子の姿が目に見えるようです。

投稿の句(6句)

野良猫の   吐息も白く   初日の出      岩瀬 雄一

乱舞する    荻は目立たぬ    花なれば    日向 日出子

名月や    樹々の合い間に   見え隠れ   日野原 志津江

早やみつき  もみじ明かりの  見舞い道       茂木 良一

朝の道   マスクで眼鏡  こそり拭き        宮川 修一

だるま売り 掛け声控えて  ねんねんこ      山田 常雄

健友俳壇一般の句16句の投稿がありました。
 思い起こせば、令和元年12月初旬中国武漢市で、新型コロナ一例目の感染報告がされてから、
わずか数カ月ほどの間に、世界的な流行となりました。
 健友会員は、外出もままならぬ生活を強いられていたことでしょう。
 ご自宅に籠り俳句づくりに没頭した方や、緊急事態宣言解除の合間に、訪れた自然の宝庫いっ
ぱいの故郷などで、思いつかれ詠まれた俳句もありました。
 次回も多くの会員から投稿をお待ちしております。
             今井 弘雄 

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