健友「創作とおしゃべりの会」俳句の会・春(令和元年度その2)



令和2年2月21日、赤塚支所前から参加者8人が春の陽差しを浴び吟行を始めました。松月院の高島秋帆顕彰碑とヒイラギ、赤塚植物園、乗蓮寺の東京大仏と石仏たち、溜池の梅の蕾を見て俳句の種を仕込み、郷土資料館へ階段を上りました。
句会選出句 (24句中14句が選ばれ、その内の上位2票以上6句を選出)
がまん鬼あと幾度見ん梅の花 山田常雄
大仏のほほに春光背をのばす 宮川修一
春一番世間の闇を晴らせしば 宮川修一
競い咲くみてよみてよと紅梅花 手塚暁美
梅の花奪衣婆の手も休む 手塚暁美
梅の香に誘われ出でし四十雀 岩瀬雄一
今井弘雄氏選
天 大仏のほほに春光背をのばす 宮川修一
地 石仏に語りかけるや春の道 橋本紀子
人 春陽に大砲の錆解けにけり 山田常雄
入選句
上り坂一寸一服しだれ梅 岩瀬雄一
春一番世間の闇を晴らせしば 宮川修一
ヒイラギも丸くなりたり日陽ぼこ 山田常雄
群れて咲くやっと見つけたいぬふぐり 手塚暁美
福寿草陽を浴び色の鮮やかさ 古賀のり子
(講評)
今回は大変良い句がいっぱいありました。
◎天の句は、大仏のほほに春の陽が当たり、だいぶつが背をのばしたと云う発想が良いです。
◎地の句は、「石仏に語りかける」が良くきいています。
◎人の句は、「春陽に錆が解けた」と云う発想が良いです。
入選句
〇 「上り坂」の句は、上り坂と一寸一服が良くきいています。
〇 「春一番」の句は、春の陽が世間の闇を晴らしたという発想が良いです。
〇 「ヒイラギ」の句は、「日陽ぼこ」でヒイラギが丸くなったと云う発想が良いです。
〇 「群れて咲く」の句は、「やっと見つけた」がきいています。
〇 「福寿草」の句は、このままで良いです。「鮮やか」が良いですね。